安定期、そして退院へ(5月1日〜)
5月中頃、ようやく今まで付けていた装具を外すことができた。
段階を追って少しずつ身軽になっていくことに喜びを感じながらも、
すっかり馴染んだ病院との別れに寂しさを感じずにはいられなかった・・・
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5月1日(水)
今日、日記のページを再編集した。
今まで書いてきたことを読み返してみると、 なかには照れくさい内容のものもあったが、 やはりあのつらかったときの記憶が蘇えってきた。 特に手術前後は苦痛の連続だったなあ・・・ つらくて本当に気が狂いそうになったこともあったけど、 過ぎ去ってしまえば全て過去の思い出だ。 ただ、あのときの思いは忘れないようにしたい。 「あのときは耐えられたんだから、今回も何とかなるさ」 そう思えればピンチも切り抜けられるだろうから。 だから忘れないように脳裏に焼き付けておくんだ。 もし記憶が薄らいだら、この日記を読み返そう。 完全に元どおりになってしまえばどうってことないかもしれないけど、 本当に大変なのはきっと退院してからなんだと思う。 普通の人と全く同じような生活ができるまでは、 地道で地味な努力が続くだろうから・・・ それも自分に課せられた課題なのかな? もっと人生を順風満帆に生きられたら楽なのにね。 なかなかそうはいかないんだよね。 そういえば誰かが言っていた。 「乗り越えられない壁は自分の前には表れない」って。 つまり自分の前に立ちはだかった壁は全て乗り越えられるってこと。 たしかにそうかもしれないな。 だって今まで自分に降りかかった困難は全て何とか対処できたからね。 逃げ出したり、遠回りしたとしても、結局は乗り越えてきたんだ。 一度乗り越えられれば、次に同じことがきても必ず対処できるはず。 それが経験であり、「自信」ってやつだろう。 自信過剰にはなりたくないけど、自分に自信のある人間になりたい。 全てはそのためのステップなのかもしれない。 まだまだゴールは先のようだ。 まずは目の前の壁を乗り越えること・・・全力を尽くして |
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5月8日(水)
最近、退院したら何をしようかいろいろ考えている。
すぐに仕事に復帰できればいいんだけど、 首が左右に動かせず、すぐ車の運転は無理だろうから、 自宅でできる仕事をさがさないとね。 でもデータ入力の仕事とかは全然やる気なし。 ちょうど「Tシャツでも作ってみれば」と話を持ちかけられたが、 どうかなあ?果たして売れるのかなあ?? どうせ作るなら材料からデザインまでとことんこだわりたい。 実は自分でもいろいろとアイデアは温めていた。 ただ仕事としてやる以上採算がとれないと意味がないし、 採算がとれないなら、割り切って趣味としてやったほうがいいと思う。 まあやるにせよ、やらないにせよ、考えてるだけで結構ワクワクする。 この「ワクワク」が大事なんだ。 仕事でも遊びでもワクワクできることをやりたいよね。 自分のなかに「ワクワク」を持ち続けることが、 充実した人生を送るコツなんじゃないかと思う今日この頃・・・ ------------------------------------------------------------------- <インフォメーション> 今日たまたま見つけたのだが、 いつのまにかこのサイトがGooのディレクトリ検索に登録されていた。 もちろん私が申請したわけではないし、 自分で登録するシステムではないはずだから、 担当者の方が勝手に掲載してくれたのだろう。 このサイトも多少認知度が上がったってことかなあ? ちなみに登録されているカテゴリーは 「地域情報>関東>茨城県>総合情報」で、 順位は全13件中8位だった。 自動的に人気順に表示されるらしく、 Gooからのアクセス数で順位が移動するシステムなのだろう。 当然1位は茨城県の公式サイトだったが、情報量はともかく、 コンテンツの質では負けてるつもりはないので、 そのうちぶっちぎりで一位を獲得したいなあ、なんて思ってたりする。 |
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5月11日(土)
トップにも書いたとおり、来週いよいよ装具をつけ替えることになった。
今は頭が完全に固定される装具を着けていてかなり大掛かりなのだが、 以前使っていた装具に替えるのでかなり身軽になるはずだ。 これで頭に埋まっているネジもやっと外すことができる。 でも外した後のネジ穴はどうなってるんだろう? ぽっかり穴が空いて骨まで見えてしまうのか? それに、額に空いた穴はどのくらいで埋まるのか? ・・・ちょっと憂鬱だ。 今までは装具のせいで風呂に入れなかったが、これでやっと風呂にも入れる。 ベストになってる部分の裏地がムートンだったから、 背中が蒸れて暑くて痒くて不快だったが、それとももうおさらばだ。 2ヶ月ぶりの風呂は相当気持ちいいんだろうな。 今からその日が待ち遠しい。 |
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5月16日(木)
昨日装具を付け替えてだいぶ身軽になった。
ただ、もしものときにネジを打ち直すのは大変なので、 まだ頭に埋まったネジだけはそのままにしてある。 数日様子を見て大丈夫ならネジもはずせるので、もうちょっとの我慢。 経過がよければ、あと1,2週間で退院だろう。 長かった入院生活もいよいよエンディングが近づいているようだ。 読者の皆さん、もうしばらく日記にお付き合いくださいね。 |
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5月17日(金)
今日は2つもいいことがあった。
一つは2ヶ月ぶりに風呂に入れたこと。 もう一つは頭のネジが外れたこと。 やっぱり濡れタオルで体を拭くのとは違うよ。 背中を洗ってもらって、湯舟に浸かると・・・ あー、ほんと気持ちいいっー。 これからは1日おきで風呂に入れる。 ありがたやーありがたやー。 そして夕方。念願のネジを外すときがきた。 頭に刺さった4本のネジをゆっくりと緩めていく。 多少痛かったが、入れたときに比べれば全然我慢できた。 ネジとリングが外れた瞬間はなんともいえない嬉しさ。 そのあと、鏡で自分の姿を確かめた。 むむっ、なんかへんな感じだなあ。 私の頭には常に黒いリングがネジで留められていて、 その姿が自分でも普通になっていた。 それが急になくなったものだから、すごいへんに見える。 それに、今までリングで見えなかったけど、髪の毛もすごい伸びてるよ。 来週はさっそく髪を切りたいな。 そんなことを考えながら自分のベッドに戻ると、 じわじわっーと感動がこみあげてくる。 事故1週間後に初めて歩けたとき、 9時間にも及ぶ大手術が成功したとき、 それぞれ感動があったが、 今回はじわーっと静かな感動だ。 あー、やっとここまできたんだなあ。 あの寝たきり状態から考えると・・・ うーん、よくがんばったよ。 まだ額の傷は見てないけど、 そんなに大きな穴じゃないし、まあ何とかなるだろう。 首の傷同様完全に消えるってことはないだろうけどね。 でも、最終的には自分が気にするかどうか気持ちの問題なんだ。 傷が残っていようとも、全く自分で気にならなければ、 傷は無いに等しいだろうしね。 それにしても、この2ヵ月半は今までの私にとっては全く未知の領域、 いわば未体験ゾーン。 つい昨日まで当たり前であったことが、 突然当たり前でなくなってしまうことのつらさ。 誰のせいでもない自分を責めるしかないことへのいらだち。 自分が元の状態に戻れないと知ったときの途方も無い喪失感。 さらにこれ以上何か失ってしまうんではないかという恐怖。 苦痛に対してはただじっと耐えるのみ。 不安に対してはただひたすら信じるのみ。 そして、この世界に足を踏み入れてこそはじめて実感できた 健康であることのありがたみ。 できればこんなこと体験したくなかったよ。 もしもあのときこうしていたら・・・今ごろは・・・ だが現実は決してくつがえることはない。 だったらこう考えよう。 ―逆境を体験してこそ得られる「何か」があったはずだと。 いったい何が得られたのか? 考えたところですぐに答えは見つからないだろうし、今答えを出す気もない。 でも、「あの事故のおかげで・・・」と思える日がきっとくると信じている。 そう信じられるようになったことに満足している私。 さあ、明るい未来をイメージしよう。 |
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5月21日(火)
最近、船井幸雄著「断末魔の資本主義」という本を読んだ。
これからの目先不透明な時代をどう生きればいいか、 私の生き方の指針ともなる内容の一冊だった。 船井幸雄氏の本を読んだことがない方やビジネス書を読みなれていない方には やや難解な部分もあるが、ぜひ一読をおすすめする。 皆さんの知らない衝撃の事実に必ずや驚かれるはずだ。 それも一つや二つではない。いい意味で相当ショックを受けると思う。 これからの世の中がどうなっていくのか知りたい方はどうぞ。 ちなみにインターネット(Amazon.co.jp)で買いました。 最近本やCDを買うのによく使ってます。 1500円以上は手数料無料。 >他に買った物(CD:J-POP) ・TICA「フェノミナ」 ・スーパーカー「HIGHVISION」 |
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5月25日(土)
昨日また身軽になった。
今までの装具は上半身から固定していたため、多少不自由があったが、 今は首にコルセットみたいなものをつけているだけなので、 首が蒸れる以外は特に不快感もない。 とうとう退院に向けて最終段階に入ったというかんじ。 来週検査をして結果が良ければ退院できるので、 早ければ今月中に退院できるかもしれない。 首はできるだけ動かさないようにと言われているので、 絶えず注意は必要であるが、日常生活をする上で支障は無いだろう。 1ヶ月前には退院して生活する自信が全くなかったけれども、 この1ヶ月良くなっていくにしたがって退院する覚悟ができてきた。 退院後の新しい生活のスタートは、同時に今の生活との別れを意味する。 あんまり長居してはいけない場所なんだろうが、 この病院ともいよいよお別れかと思うと何だか寂しくなってしまうなあ・・・ |
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