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Uターンは突然に

ある社会人の気づき

疲れたおじさんばっかりの満員電車に揺られ、朝から晩まであくせく働き、何か自分のやりたかったこととは違う方向に流されている気がしつつも、一人の部屋でそれをゆっくり考える余裕もない。明日も仕事、早く寝なきゃ…。

都会の典型的なサラリーマンだった私。ノートパソコン片手にスーツを着こなし、バリバリ働くという理想はある意味叶ったともいえる。自分でもよくやったと胸をはって言えるくらいバリバリ働いた。でもそのおかげで自分の時間はまったくといっていいほどなくなっていた。一人暮らしのアパートも平日は帰って寝るだけのもの。仕事の疲れが抜けなくて、土日のどちらかは休養に当てなければ体がもたない。こんな生活は私だけ?いや、22時過ぎの電車には明らかに飲んできたのとは違う純粋に仕事帰りのサラリーマンがたくさん乗ってくるのだから、私だけが特別ではないようだ。都会のサラリーマンは結構大変だな…

私が求めていたのはこんな生活だったんだろうか?こんな生活をするために今まで頑張ってきたんだろうか?いや、そうじゃなかったはずだ。自分の理想のライフスタイルを実現したい…そのために選んだ仕事のはず。それが今はどうだ?仕事のため、会社のために生きているようなものじゃないか。自分のための仕事、自分のための会社のはずが、知らず知らずのうちに、仕事のための自分、会社のための自分に変わってしまっていたことに気づく。あぁ、なんということだろうか。

もっと自分の時間を持ちたい。もっとゆとりがほしい。そして、もっと人間らしく生きたい。それは自分のエゴから発せられたものではなく、自分の心の奥にある純粋な部分から自然に湧き出た感情…大げさかもしれないが、魂の叫びに近いものだったと思う。私は決めた。自分に気持ちに素直になろう。自分らしく生きるんだ!自分を取り戻せ!

決断後の私の行動は迅速だった。会社はやめた。そして、地元茨城に帰ることにした。

都会で暮らすことに対するこだわりはもうなくなっていた。
ゴミゴミ、ガヤガヤ、セカセカから離れ、人間本来のペースに戻りたかった。
うまくいくかどうかは正直わからない。でもそれはさほど重要ではなかった。

重要なのはやりたいかどうかだった・・・

憧れの彼女

就職活動中はまったく茨城の企業を受けなかった私。当時は一生都会で暮らしていこうと決めていた。東京と比べたら茨城には仕事も少ないし、お店や遊ぶところなどあらゆる面で東京が上だと思っていたから。東京には茨城にないものが何でも揃っている気がしていた。

例えるならば、東京はつきあったばかりの憧れの彼女のようなものだった。憧れの彼女は知的でクールでおしゃれで、今までの自分の周りにはいないタイプの子だった。つきあえただけで幸せいっぱい。そんな彼女に私はすぐに夢中になった。最初は不満な点など見当たるはずがない。この彼女と一生つきあっていきたい。都会暮らしを始めたばかりの私は早くもそう心に誓うのだった。

しかし、恋というものはいつしか冷めるもの。最初は仲良くやっていた2人だが、つきあっていくうちにけんかが絶えなくなってきた。いいところだけしか見えなかった彼女だが、彼女には人に対して冷徹な一面があって、私はそこがどうしても好きになれなかった。でも好きになろうと努力はした。

最初の頃の私は、彼女に嫌われたくない一心で、自分をよく見せようと背伸びしていたんだと思う。でもそれはやっぱり本当の自分じゃなくて、私はそんな自分に疲れてしまったんだ。そのことを彼女もうすうす感じ取っていたのだろう。

私は彼女との関係にピリオドを打つことにした。7年もつきあった彼女だから、未練がないといったら嘘になる。でも私は自分の道を行くことに決めたんだ。

…さようなら東京。いままでありがとう。

一生付き合っていける彼女

あれから彼女(東京)とは友達としてうまくやっている。今はたまに会う程度だが、それくらいの距離感がお互いにとって一番ピッタリくる関係のようで、これからもいい友達でいられそうだ。

今の私の彼女は昔からの幼なじみ。彼女は前の彼女のようにけっして知的とはいえないし、おしゃれなほうでもないけど、素朴であたたかみがある人。彼女のマイペースぶりにはいらいらさせられるときもあるけど、なんといっても一緒にいて疲れないのがいい。私もありのままの自分でいられる。

ずっと前から一緒にいたのに、今まであまり女性として意識したことがなかった。昔から仲が良くて、子供の頃はよく遊んだりもしたけれど、高校生になった頃から彼女との間には距離ができてしまい、私が前の彼女(東京)とつきあっていた頃には年に数回ほどしか会うことがなくなっていた。私は正直彼女のことをどんくさい女だと少し軽蔑していたように思う。きっと彼女の表面的なイメージだけでそう判断していたんだ。私もとても若かったから、まだまだ女性をそういう面からしか見ることができなかったのだろう。

でも今の私は違う。人生経験だってそれなりに積んできたし、以前よりも客観的に人を見ることができるようになった。だから、ある一面だけを見て人を判断するようなことは絶対にしないつもりだ。だれにでも長所と短所があるものだから。もちろん今の彼女にも短所はあるし、そのこともわかった上で私は彼女を選んだ。自分で言うのもなんだが、私も少しは大人になったと思う。

そして今、私は本気で考えている・・・彼女とは一生つきあっていこうと・・・彼女の名前は「茨城」

生き方を中心に仕事を選ぼう!

早いもので、私が茨城にUターンしてからもうすぐ8年(05年7月時点)になろうとしています。都会での生活に疲れ、地元茨城で一旗挙げようと意気揚揚と帰ってきたのは97年の秋のことでした。私は元々茨城に対してそれほど思い入れがあったほうではなくて、むしろ茨城の田舎なところ、保守的なところが嫌で東京へ出たのですが、逆に東京で生活したことによって茨城の良さが再発見できました。

就職活動時、まだまだ都会での生活にこだわっていた私は東京の企業に就職することになるのですが、社会人という未知の分野に対してはわからないことだらけで、正直なところ、たくさんある仕事(会社)の中からどうやって一つを選べばいいのかいつも迷いながら活動していたように思います。それでも私の場合は仕事を選ぶ自分なりの基準というものを設けて活動していましたので、人気ランキングのような上辺だけの情報に流されることなく、それなりに納得のいく成果を出すことができました。

現在活動中のみなさんもぜひ上辺だけの情報に流されることなく、自分なりの基準で仕事を選んでいただければと思います。みんなと同じでないとどうしても不安になるものです。また、大企業や有名企業のほうがいいのではないかと判断に迷うこともあるでしょう。でもよく考えてみてください。みんなと同じであること=あなたの幸せでしょうか?有名な企業に入ること=あなたの幸せでしょうか?きっとそうではないと思います。だから自分の外ではなく、自分の内に基準を持つこと、それが幸せな社会人生活への第一歩です。

参考までに私の基準を紹介させていただきます。私はこれからは自分の生き方を中心に仕事を選択する時代だと思っています。誤解を恐れずにいえば、どんな会社に入るかよりもどんな生き方をするかの方が重要だということです。生き方というのをライフスタイルと置き換えてもいいかと思いますが、自分の実現したいライフスタイルをまず念頭において、それに合う仕事を選ぶというのが本来の手順だと思うのです。仕事はあくまでライフ(人生)の一部なんですから。

それと、もう一つ。私が就職活動のときからずっと疑問に思ってきたことなんですが、それは自分の住むところくらい自分で決めたい、ということです。大企業になればなるほど全国に支社があり、自分の希望に関係なく、会社の都合で住む場所が決められてしまいます。
もちろんこれはあくまで私の個人的な価値観です。企業人には受け入れがたい考えかもしれませんし、むしろ人によっては転勤でいろいろなところに行きたい人もいるでしょう。でも私は自分が生きていく中で住む場所というのはとても重要な要素の一つだし、それを人(会社)に決められたくないという思いがあります。(農民気質ってやつでしょうかね。私、農家の長男ですから)

私は自分が住む場所、働く場所として自分の生まれ故郷である茨城を選択しました。やっぱり満員電車は乗りたくありません。人ごみも嫌いです。これからはゴミゴミした都会よりも、住みやすい田舎で暮らすほうがむしろカッコイイ時代じゃないかと本気で思っています。最近のテレビや雑誌を見ていると、実際世の中はそういう流れになってきているようですね。でもたまには都会に出たい(笑)。
だからこそ茨城。普段の生活は環境のいい茨城をベースにして、必要とあらば都会に出る。それが可能なのが茨城です。茨城には仕事が少ない…たしかにそうかもしれません。しかし、ITの普及によって、今、田舎でできる仕事がどんどん増えているんです。実際私はメールのやりとりだけで会ったこともなく3年以上続けている仕事がありますし。もちろん職種にもよりますが、最終的には各人の優先順位の問題、つまり多少不便でも茨城に住みたいかどうかだと思います。
こんな私でも茨城に不満な点がないわけではありませんが、それは私たち若い世代が変えていけばいいことじゃないですか。

われわれが手を取り合い、よりよい茨城を創っていけることを私は大いに期待しています。

※上記の文章は「茨城県企業ガイド SUCCESS 2005」(茨城新聞社刊)に掲載された記事に加筆修正したものです。

タイプ別茨城Uターンガイド

1.私には茨城しか見えないの 純情派デモドリアンタイプ

学校を出たら地元茨城の企業に就職したいあなた。そんなあなたの就職活動は東京〜茨城間を電車で行ったり来たりと移動がとっても大変ですが、茨城の企業に就職してしまえばもう満員電車ともおさらばです。そう思えば満員電車もへっちゃら、むしろ名残惜しい気持ちになってしまうかもしれません(…なわけないですね)。こんなに電車で移動するのも今年が最後と思って頑張りましょう。
ただ、大学の場合、今まで真面目にやってきた人は4年生になるとほとんど学校に行かなくてすむようになりますから、実際は実家を拠点に就職活動ができるはずです。苦労するのは今まで遊びすぎて卒業できるかどうか単位が微妙なギリギリボーイズ&ガールズのあなただけですよ(笑)。

冗談はさておき、茨城での就職活動の最大のネックはむしろ距離ではなくて、企業の数、種類のほうだと思います。業種や職種によってはほとんど茨城にないものもありますから、希望する仕事によってはそのへんのマッチングに苦労する人が多いかもしれません。また、県内の企業の多くが中小企業ということもあり、東京の企業と比べると求人を大々的に行っていなかったり、情報が手に入りにくかったりしますので、あらゆるネットワークを駆使して積極的に情報を集めていきましょう。

それと、このタイプに多いのが、一般企業ではなく公務員になるという人です。私の同級生などは特に役所や教職員関係が多いです。簡単に会社が潰れてしまうこのご時世ですから、公務員の安定性がより魅力的に映ることもあるでしょう。ただ、現在は狭き門で、例えなれたとしても昔のように一生安泰とは言い切れないかもしれませんね。また、そもそも安定しているから公務員になるというのは根本的に違うんじゃないかと個人的には思います。でも地元を盛り上げたい、地域に密着した仕事がしたい、そういう社会貢献の精神を持っている人が公務員を目指すのは多いに賛成します。
他に、家業を継ぐという人も結構多いです。いったん一般企業で修行してからというのもありですし、その辺は状況に応じてということになるでしょう。

最後にどうしても納得の行く仕事が見つからなかったという方、就職浪人になるのは最後の手段としたいものです。先入観だけで決めつけず、多少納得がいかなくても実際にやってみて判断しても遅くはないと思いますよ。どうしても茨城で見つからなければ、いったん東京で就職して…という選択肢だってあるんですから。

2.きっといつかはUターン でも今はまだ帰れないの 転職派デモドリアンタイプ

ゆくゆくは茨城に帰りたいけど、とりあえず今は東京で、というあなた。自分のスキルを上げたいから、茨城では仕事が見つからなかったから、東京でやり残したこと?があるから…などなどいろんな理由があるでしょう。

このタイプで重要となってくるのが帰るタイミングです。3年後なのか、5年後なのか、それとももっと先なのか、いつかは帰ろうと思いつつハッと気づいたら20年経っていたなんていうこともなきにしもあらずですよ。ですから、このタイプの方はいつ茨城に帰るのか、またはどうなったときに茨城に帰るのか、しっかりと目標を立てておくことが大切ですね。

東京で働くことのメリットはなんといってもスキルアップではないでしょうか。あくまで一般論ですし会社にもよりますので一概には言えませんが、東京と茨城を比較すると、やはり東京にいたほうがスキルアップできる環境が揃っていると思います。全体的に仕事のレベルが高く、仕事をバリバリやらざるを得ない状況が多いと思うんですね。そういう環境の中で何年か必至に頑張ると、自信がついてきますし、いつのまにか実力も備わってくることでしょう。

ただ、もうちょっと、もうちょっと、と思っていると好きな相手と結婚を…なんていう話が持ちあがってきて、そのうち子供もできて、子供が学校に入って…なんていうことになって結局帰るタイミングを失うことも少なくありません。ですので、ある程度で見切りをつけてスパッと戻ってきましょうね。恋人がいるあなたはその恋人が一緒に茨城に帰ってくれそうか、事前にリサーチしておく必要があります(笑)。もしダメなら恋人は茨城で探しましょう。もしくは茨城出身者と付き合うという手もあります(笑)。

このタイプの中には帰るタイミングは決まっていても肝心の仕事が見つからず帰れないというパターンも多いようですね。業界や職種によっては選択肢がかなり限られてきてしまうこともあるでしょうから、普段からアンテナを張ってしっかりと準備を進めておきたいものです。それでも見つからないという方、ハードルを高く設定しすぎていませんか?東京と同じ待遇で…と考えていたらまず見つからないと思いますよ。やはり茨城の企業の方が給料も低いと思いますし、その他劣る点がいっぱいあると思います。今まで手にしていたものを手放して、心機一点、いったんゼロに戻るというくらいの気持ちになりましょう。茨城に帰っても東京への未練タラタラで「東京では●●だったのに…」なんてことを職場で話してしまったら、周りのイバラキアンから反感を買いかねませんから。あなたは自分の好きな場所に住めるという自由を手に入れられるのです。そのことの大きさを考えたら多少の我慢も何のそのじゃないですか。もしどうしてもダメなら次のタイプを参考にしてみて下さい。

3.住むのは茨城 仕事は東京 やればできるぞ 茨城都民タイプ

どうしても茨城に住みたいけど、どうしても自分の納得のいく仕事が見つからない。そんな方のための裏技があります。それは茨城に住みながら都心に通うという方法です。取手から土浦くらいまでの常磐線沿線や守谷などの常総線沿線、古河などの宇都宮線沿線に住むことができれば、都心に通うことは充分可能です。ご実家がそれらの地域ならば、茨城に住みながら東京で仕事ができて、この選択肢は多いに活用できそうですね。そのぶん通勤に時間を多く割くことになってしまいますが、本を読んだりラジオや音楽を聞いたり自分なりの楽しみ方ができるならば問題ないでしょう。

ただし、このスタイルが通用するエリアは県南と県西の一部に限られます。このエリアに実家がない方は茨城でアパート暮らしをするか、あきらめるかのどちらかになってしまいます。それでも、05年8月のつくばエクスプレス(TX)の開通により、かなり状況はよくなることと思います。つくば〜秋葉原は最速45分、守谷〜秋葉原間にいたっては最速32分だそうです。今まで取手〜上野間が40分くらいだったことを考えると、なかなかすごいですね。実家はなくともアパートを借りたり、または家を建ててしまったりして(笑)、つくばや守谷から東京に通うというのは、普通に千葉埼玉から東京に通うのとあんまり変わらないんじゃないでしょうか。千葉や埼玉では無理だった夢のマイホームも茨城だったら叶うかも!

自分の実家は県央で、しかも自分は跡取だから実家を離れられない…そんなあなたには裏技中の裏技を教えましょう。それは特急を使って遠距離通勤をするという方法です。そんなの無理だって?いやいやあきらめるのはまだ早いですよ。実際にやっていらっしゃる方もいるんですから。例えば、水戸っぽ黄門さんの場合、水戸〜新橋間往復約250kmを特急を使って遠距離通勤されています。時間とお金はそれなりにかかるでしょうが、どうしても茨城に住みたくてどうしても東京で働きたいのならば、充分選択可能なスタイルではないでしょうか。好きならば続けられる・・・それは遠距離恋愛と同じなのです(笑)

4.故郷に錦 ゆくゆくは茨城で独立すっぺ いばら起業家タイプ

東京で修行を積んで茨城で独立だぁ!という起業家タイプのあなた。起業家というと、なんだか六本木ヒルズにオフィスを借りているようなイメージをしてしまいがちですが、別に六本木ヒルズである必要はどこにもなく、六本木ヒルズにオフィスを借りるようなIT起業家なんかなおさら東京にいる必要もないんですよね。ITを使ってどこにいても仕事できるんなら、わざわざコンクリートの塊のなかにいないで、もっと自然豊かな環境のいい場所に行けばいいのに。そうじゃないと周りが人口的なものばっかりでストレスたまっちゃいますよ。あげくの果てに癒しを求めちゃって、リラクゼーションに金かけたり、わざわざ都心から離れた田舎にアウトドアしてみたり・・・そんなのは私に言わせれば無駄無駄無駄無駄〜(ジョジョの奇妙な冒険より)なんですよ。だったら最初から田舎に住みなさい…なんちゃって、軽いジョークです(苦笑)。くれぐれも本気にしないでくださいね。

まぁ実際営業とか打ち合わせとか考えると東京のほうがいいってことになるんでしょう。でもそんな状況の中、あえて茨城で起業したいという方を称えてここでは「いばら起業家」と呼ばせていただきましょう。結構いいにくいですかね(苦笑)。
いばら起業を志す人には特にアドバイスはございません。独立して一国一城の主になろうと思われている方に、私がアドバイスできることなどたかが知れていますから。

ただ、これから目指してみたいという方、またはそういう選択肢もアリなのかなと思われた方に起業家崩れの私から一言。
「やってみる価値はあります。そして、やったもん勝ちです」
起業に関わらず、やりたいと思っていてもやらない人が圧倒的に多すぎます。いつかはやりたい、今に見てろよ…その気持ちはとっても大切ですが、やりたいと思っているだけでは何も始まりません。逆に、行動する人が少ないぶん、行動した人にはごほうびが待っています。もし失敗しても経験は残ります。ただし、むやみやたらに行動して結局借金だけが残ったというのでは困ってしまいますよね。入念な準備や知識の獲得も必要な「行動」の一部だと私は思っています。

いばら起業家の方がどんどん増えて、茨城のビジネス界が活性化される…そんな日を夢見るイバラキングなのでした。

5.茨城で悠々自適 スローに暮らすべ いばら貴族タイプ

定年退職後は地元の茨城でのんびりと。
または、定年はまだだけど事業が軌道に乗ったからセミリタイア。
もしくは、環境のいい茨城を拠点に芸術活動を。
・・・そんな世間から見たら優雅なうらやましい生活を送っていらっしゃる方がいるんですね。
そんな方たちを一言であらわすなら「いばら貴族」(笑)。
「いばらき族」ではありませんよ。それだと暴走族っぽくて品がありません。あくまで貴族ですから。
次に挙げる「いばら帰農」タイプとのかけもちも今後増えるのではないでしょうか。
私もじっくりじっくりこの「いばら貴族」を目指していきたいと思っています。

6.これからは農業の時代だっぺ いばら帰農タイプ

農業は大変だし、儲からない。たしかにそうですよね。昔はハクサイ御殿とかメロン御殿とか、農業で大きな財をなし大きな家を建てる人がどこにでもいたものです。今でも人をたくさん雇って大規模に農業を展開している人がいますね。
でもこれからは農業で儲けるというよりはどちらかというと生活の一部に「農」を取り入れる、そして、自分の口に入れるものは自分で作りたいという感覚の人が増えていくことと思われます。月10万円の豊かな生活なんてのも話題になっていますね。自然とは完全に分離した都会での暮らしを捨てて、田舎で身近に自然を感じたいという方が増えています。

しかしながら、実際にこの「いばら帰農」が成り立つかというと、現在の茨城ではなかなか難しいかもしれません。実家が農家の場合はすでに土地や道具がありますからできないことはないですが、生活を成り立たせるという部分では一工夫が必要になってくるでしょう。一方、実家が農家でない場合は、土地や道具をどうするかという問題もありますが、一番問題になってくるのは「付き合い」だと思います。特に、茨城に限ったことではないと思いますが、農家の人というのは先祖代々その土地に住んでいて、新しい人が入ってくるということがほとんどありませんから、どうしても保守的・閉鎖的になってしまうのです。そういう環境の中に都会暮らしになれた人が入ってきてすぐに馴染めるかというとこれがなかなか大変そうです。ただし、これを読んでいるネイティブイバラキアンの方たちの大部分はそういう文化をご存知でしょうし、実際にふれたこともあるでしょうから、それほど危惧することもないのかもしれませんが。

とにかくこういうスタイルは今までの茨城ではあまりなかったことですので、制度的なバックアップもほとんどないはずです。そう考えると農業だけで生活を成り立たせるには何かプラスαのアイデアがないと難しく、感覚は「いばら起業」に近いといえるでしょう。これといったアイデアがないという方は、まず自分の本業を持ちつつ、家庭菜園感覚で農業に触れていくというのが一番堅実な方法だと思います。後は状況を見ながら…ということになるでしょう。

農業後継者は年々減ってきています。その一方で組織に縛られた都会でのサラリーマン生活に嫌気がさし、農業を志す人が増えてきています。それだけをみると簡単に問題が解決しそうな気もしますが、実際は両方の「掛け橋」となる部分が全く発達しておらず、なかなかうまくいかないようですね。私も農家の長男ということで、ゆくゆくは農業に関わっていきたいと思っていまして、将来的にはこの問題にも取り組んでいきたいと思います。

7.フリーターじゃなくてフリーランサー(笑) 茨城王タイプ

一応書いておきましょう(笑)。私の場合、一番近いのが4の「いばら起業家」になると思うんですが、会社にしてでかくしようとか、大金持ちになろうとか、そういう気持ちは今のところ全然なくて、どちらかといえば5の「いばら貴族」タイプを目指し、将来的に6の「いばら帰農」タイプのライフスタイルも取り入れていきたいです。

何よりもバランスが大切だと思います。忙しすぎると疲弊してしまいますし、逆にヒマ過ぎてもだらけてしまいます。お金がないと心がすさみますし、ありすぎて困ることもないんでしょうが、謙虚さがなくなってしまいそうです(もちろん経験したことはありませんが)。

それと、これも大事なんですが、私はフリーターではありません(苦笑)。フリーランサーです。茨城に帰ってきたばかりの頃はフリーター同然の生活でしたが、フリーランサーでした。ではフリーターとフリーランサーは何が違うのでしょうか?それは「気持ち」です。それだけです。お金をいくら稼いでいるとかそういう基準は全くないんです。バイトしてるからフリーターというわけじゃないと思うんですよね。だったら誰でもなれっぺよ…はい、そうなんです。自分の目標を持ってそれに向かって進んでいる人は、みんなフリーランサーだと私は思っています。

ここで何がいいたいかというと今フリーターをされている方にはぜひフリーランサーになってほしいということです。たかが気持ちの問題だと思わないでいただきたいのです。それは全く目に見えないことのように思えますが、フリーターとフリーランサーでは輝きが違います。ですから見る人の目にも違って映ってくるんですね。自分を変えるには見た目を変えることも大切ですが、まずは意識を変えることです。なんだか説教臭くなりましたが、「最近の若者は定職にもつかないでぷらぷらして…」なんていう話をきくと、なんてもったいないと思ってしまうんですよね。全くもってよけいなお世話なんですが、自分の可能性を自分で摘んでしまってはもったいない。まずは目指すことです。

最後に、「私も本を出したい」という方。今の時代は内容さえおもしろければ本にできるチャンスはいくらでもあります。ぜひ具体的な行動に移してください。パターンは大きく分けて2つあります。一つは原稿を出版社に持ちこんだり、コンテストなどに応募する方法です。もう一つは、私のパターンなのですが、いったんネットで実績を積んでから本にするというものです。今はブログという便利なツールがあり、ブログが本になることもごくごく一般的になってきましたので、チャンスは格段にが広がったと思います。ぜひ夢を叶えてください。








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