はじめに

関東地方を代表する方言「茨城弁」。関東の方言といえば東京の下町などで聞かれた江戸(東京)弁を思い浮かべる人がいると思いますが、江戸弁は標準語の広がりによってほぼ絶滅に近い状態となっており、いまや茨城弁は関東で最もメジャーで、かつ、住民の使用率が最も高い方言であると断言できます。
その土地以外の人にとっては、東北弁はかなりなまってるけど意味不明、関西弁は意味はわかるけど特におもしろく聞こえるわけではないですね。それに対して茨城弁はなんとなく意味は通じるんだけど、かなりなまって聞こえ、イントネーションがどことなくユーモラス。この微妙なバランス加減が茨城弁の存在価値をさらに高めていることはいうまでもありません。
最近の方言ブームと茨城弁を操るタレントの活躍、そして、微力ながら茨城王の地道な啓蒙活動によって、茨城弁の認知度はますます上がり、良くも悪くも茨城弁は「なまり」の代表としての地位を確固たるものとしています。
しかしながら、茨城弁を取り巻く県内の状況は決して安泰と言い切れるものではありません。茨城の公用語として標準語よりも高い使用率を誇っていることは確かですが、県南のTXや常磐線沿線の地域では絶滅の危機が叫ばれていますし、また、若い人たちの間ではしだいに使われなくなりつつある茨城弁も増えているからです。年配者の中には、このままではほとんどの茨城弁が風化され、最後には茨城弁独自のイントネーションくらいしか残らないのではないかと不安視する向きもあるほどです。
「言葉の乱れ」は「文化の乱れ」。「茨城弁の危機」は「茨城文化の危機」です。TXの開通がこの流れを加速させていることは間違いなく、このままただ手をこまねいていては茨城弁の南限がますます北上してしまうことは目に見えています。
ただ、それを黙って見過ごす茨城王ではありません。書籍、講演、テレビ、ラジオ、Tシャツ(笑)など様々な媒体を駆使し、茨城弁の啓蒙活動を精力的に行うことで、茨城文化の牙城を守り、茨城弁を後世に伝えていきたいと思います。
みなさんもぜひ自ら進んで茨城弁の習得に努め、一流の茨城人を目指してください。そのための強力なツールとなるのがこの「茨城弁大辞典」に他なりません。
普段の会話の中でわからない単語や言い回しが出てきたらその日のうちに辞典でチェックすることを忘れないで下さい。また、辞典を洗いざらい熟読することで今まで使用していなかった茨城弁を学ぶことも大切です。
もし、辞書に載っていない言葉があったり、疑問が生じた場合はそのままにせず茨城情報掲示板で問い合わせてみて下さい。茨城王に集う有志(茨城弁マスターと呼ばせていただきましょう)たちが丁寧に解説してくれるはずですから。
県外から越してきた方にとっては難解と思われる言語もありますが、ぜひとも「言葉の壁」を克服して下さい。そのためには簡単な日常会話くらいはマスターしたいものですね。英語も茨城弁も習得するために一番いい方法はネイティブの方たちと実際に話すことです。茨城弁に対する恐怖を拭い去るために、茨城の友達を作ることから始めるのもいいでしょう。すでに標準語など他の言語をマスターしているあなたはプチバイリンガルになれるチャンスです。ぜひこの機会に茨城弁をマスターしましょう!

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【重要語句解説】

ネイティブ

→元々「その土地生まれの」という意味で、ここでは「地元の人」をさす。茨城生まれで茨城弁が話せる人を「ネイティブイバラキアン」とも言う。

プチバイリンガル

→2ヶ国語を話せる人を「バイリンガル」と呼ぶが、ここでは2つ以上の方言を自在に話せる人をちょっとしたバイリンガルくらいすごいだろうという尊敬の念をこめて「プチバイリンガル」と呼んでいる。もちろん作者もプチバイリンガルで標準語と茨城弁を状況に応じて使い分けることができる。



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使用上の注意

システムの都合上、濁音は清音の後にくるようになっていますのでご注意を!
例えば「ごじゃっぺ」は「こ」の最後の方、「だっぺ」は「た」の最後の方になります。

当サイトが扱う茨城弁の範囲について

当サイトに茨城弁として掲載されている言葉には学術的な裏付けは全くなく、作者および当サイトに訪れたネイティブの方が「こりぁ茨城弁だっぺ」と感じたものを掲載することにしています。
今ではほとんど使われなくなった元「標準語」も茨城でよく使われているなら「広義の茨城弁」という解釈でいがっぺよという考えですので、いい意味でアバウト、茨城弁でいうと「ごじゃっぺ」な辞典でございます(笑)。
ですので、内容について、その完全性、正確性、客観性等いかなる保証もできません。
当サイトは茨城の文化を身近に感じ、楽しんでいただくことを何よりの目的としておりますので、その趣旨をご理解いただいた上でお読みくださいませ。