Tシャツの茨城弁解説:第6回…シャーンメ/ンダ/ヒャグモシネ

新作Tシャツ「茨城弁スペシャル」に掲載されている茨城弁を3つずつ解説してきましたが、今回で第6回です。いよいよラスト3回ですね。

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シャーンメ =Oh well

シャーンメは直訳すると「しょうがあるまい」です。「しょうがない」という意味で、他県でも使われる「しゃーない」と、古語の「あるまい」がくっついた言葉ですね。「あるまい」は茨城では「あんめ」という言い方でかなり頻繁に使われる言い回しでして、「ほじゃあんめ」なら「そうじゃないだろう」、「俺じゃあんめ」なら「俺じゃないだろう」で、「~ないだろう」という意味になります。

他に、ほぼ同じ意味で「しょうがない」を略した「しょーねえ」「しょーね」も茨城では頻出表現の一つとなっています。

英訳は「Oh well」で、「まあいいや」とか「しかたがない」など、よくないことをあきらめて受け入れる時に用いる言葉です。使うシチュエーションもシャーンメと全く同じなので、ぴったりはまる英訳かと思います。

方言においては、その言葉が持つ意味の他に、「語感」というのも大事な要素だと思うのですが、標準語で「しょうがない」というよりも、茨城弁で「しゃーんめ!」と言った方が後を引きずらないサッパリ感、スッキリ感がある気がしていいですよね。

例:「終わっちったもんはしゃーんめな」 →「終わってしまったものはしょうがないだろう」

 

ンダ =Yeah

「ん」で始まる言葉をどうしても入れたくて、最初は「ンメエ」を考えていたのですが、しっくり英訳が見つからず、相づちなどに使う「ンダ」を検討してみました。(最終的に「ンメエ」も掲載しましたが)

意味は「そうだ」で、「そうそう」と言う場合は「んだんだ」なんていう言い方も結構使います。

ただ、これもシンプルがゆえに英訳でちょっと悩んだのですが、感覚としては「はい」というより「うん」なので、Yesの代わりに使う「Yeah」を当ててみました。

例:「まだまっつぐでよがったっけ?」「んだ」 →「まだまっすぐ(進ん)でよかったっけ?」「そうだ」

 

ヒャグモシネ =Good-for-nothing

ヒャグモシネは結構インパクトのある表現で、年配の方が吐き捨てるように使ったりするのを聞いたことがあります。

これは「百もしない」がなまった表現だと思いますが、この場合の「百」というのはどういう意味なんでしょうね。お金などの数字の単位と考えれば、「1円にもならない」に近いでしょうか。実際に「何の価値もない」「まったく意味がない」という意味になりますので、的外れではないかと思います。

英訳は「Good-for-nothing」。これがひとかたまりで「何の役にも立たない」「役立たず」という意味になります。言われたくないですね(苦笑)。

例:「あんにゃろ、最初はいせよがったくせにひゃぐもしねどな」 →「あの野郎、最初は威勢がよかったくせに全くの役立たずだったな」

 

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