「いいなか ちかいなか 常総市」 常総市まち・ひと・しごと創生プロジェクト

chikainaka

リアル茨城の玄関口

常総市の「まち・ひと・しごと創生プロジェクト」というのがありまして、実は私もプロジェクトのメンバーになっていたりするのですが、常総市はどうやったら生き残っていけるかを考えています。

私の考える常総市を一言であらわすと「リアル茨城の玄関口」なんですね。
通常「茨城の玄関口」といえば、TXがある守谷や常磐快速始発の取手です。でも県の分類上は茨城でも、リアルな茨城のイメージとはちょっと違っていて、「茨城都民」的な茨城なんです。住んでる人も生活スタイルも半分東京の感覚ですね。

なので、常総市が距離的にも交通アクセス的にも一番都心から近い「リアル茨城」なのかなと。どうやったってTX効果大爆発の守谷や成長力日本一のつくばみらい、世界のつくばなどと同じ方向を目指しても勝てっこありませんから、常総市はいい意味での「田舎らしさ」を伸ばして、棲み分けしていかないと地域間競争に大負けするのではないかと考えています。

「とかいなか」に対するキャッチコピーは・・・

TX開業の時に、沿線をあらわすキャッチコピーで「とかいなか」というのがありました。ほどよく都会でほどよく田舎・・・まさにTX沿線にふさわしい絶妙なコピーですね。
これに対し、常総市の目指すべき方向性として、私は「ちかいなか」だと思ってるんです。これは二つの意味がありまして、「近い田舎」と「近い仲」なんです。
ただし、「ちかいなか」はすでに秩父が使ってまして(汗)、後から使うと今話題のパクリになっちゃいますね。他に「いい田舎」と「いい仲」で「いいなか」とかも考えたのですが、これも「田舎 いい仲」「いい仲 田舎」などのキャッチコピーを別の自治体が使っているようです。なんだよ、もー。困ったなー。

だったら組み合わせてしまいましょうか。「いいなか ちかいなか 常総市」ならいいかな(笑)。「近くていい田舎」そして「近くていい仲」ってことで。ネーミング的には、那珂市が採用したら最強ですが、先に言ったもん勝ちなのであしからず。

常総市「いいなか ちかいなか」戦略

では一つめの「近くていい田舎」ですが、先ほどの「リアル茨城の玄関口」を言い換えたものなのでわかりやすいですよね。都心から近い田舎、身近に感じてもらえる田舎としての特性を活かそうという考えです。あくまで基本的な「立ち位置」をこれでいくというところまでしか考えていないので、具体的な施策については、これから練らねば…です。

2つめの「近くていい仲」については、ちょっと説明が必要ですね。
これからの時代は常総市に限らず人口が減少しますから、自分のまちの人口をどうやって維持していくか考えなければなりません。
その場合、まず、新たに常総市に人を呼び込んで住んでもらうことを考えるのが普通ですよね。
でも想像してみてください。これまで全く常総市に縁がない若い人が新しく常総市に家を建てる可能性を…。これは限りなくゼロに近いんじゃないでしょうか。だって、すぐとなりにはつくば、つくばみらい、守谷があるんですよ。若いイケてる夫婦だったらオシャレなつくばに住みたいじゃないですか。東京に近い守谷に住みたいじゃないですか。つくばや守谷は金額的に厳しかったら、やっぱりみらい平とか、あとは常磐線沿線のひたち野うしくとかも候補になりますよね。
そんななかで常総市って選択肢はほぼナシだと思うんですよ。現実的に。残念ながら。

だから発想を根本から変えるべきだと。それが常総市「いいなか ちかいなか」戦略です。
常総市の場合は、まず長男は家を継ぐの基本です。つまり、親と一緒に住む。今はあれです。二世帯住宅とか、あとは土地が広いので、同じ敷地内にもう1軒建てちゃうパターンね。
そして、次男はどうするかというと、親の持ってる畑とかの土地に家を建てちゃうパターンですよ。これって「常総あるある」でしょ。

もうね、これをむしろどんどん推奨して優遇措置などをとるわけですよ。どうせ見ず知らずの人は常総市になんか家を建てないんだから、常総市に生まれた人にはなるべく常総市に住んでもらって、親子や兄弟が「近くていい仲」でいられるのを常総市の特徴にするのです。実際のデータでも茨城県は「高齢者近住率」が日本一の県なんですよ。つまり、年老いた親とその子が近くに住んでいる県なんです。この特徴をもっと生かすんですよ。一緒に住んだり、なるべく近くに住むことで諸々の経費を少なくするのです。

血縁のみならず、お友達紹介制度みたいなのもいいですよね。常総市にお友達を引っ越させると、自分にも友達にも優遇措置があるとか…どうですかね(笑)。

「近くていい仲」になることによって、親の介護が楽になります。

「近くていい仲」になることによって、安心・安全なまちになります。災害があったときも近所のほうが安心ですからね。防犯の面でも「近くていい仲」であることの効果は高いかと思います。

ふるさと常総教育

あとはこれを補足するものとして「教育」も重要だと考えていまして、情操教育ならぬ「ふるさと常総教育」というのを行っていきます。学校などで小さい時から常総市の歴史や文化などを学び、常総市のことを知ってもらい、郷土に愛着を持ってもらうんです。
普通「常総市を知ってもらう」というと、たいていにばかり目を向けたがるんですね。市外の人に常総市をPRするんだ!と意気込むんですが、じゃあそれってどこの誰が見てるの?いったい誰が興味持つのよ?そもそも常総市に縁もゆかりもない人が常総市に興味持ってくれる確率ってどうなの?・・・って考えると、確率って思ったほど高くないと思うんですよ。
そこで発想を変えて、常総市に詳しく、常総市を好きな市民を増やしていき、一人一人の市民が常総市をPRしていくという方向性を目指した方がPRの面でも確実性が高いんじゃないかと考えるわけです。
このへんは自分の得意分野ともかぶってくるんで、思いつくだけでもたくさんありますが、イベントでも地元にゆかりのあるアーティストなどに出演してもらって必ずステージの中で常総市の良さをしゃべってもらうようにするとか、広報誌やホームページなどで常総市を楽しく知ってもらうコーナーを設けるとか、じいちゃん・ばあちゃんが子どもに常総市のことを教える講座を作るとか、アイデアはいろいろ出てきますよね。

地域間連携、就農支援、これからのライフスタイル…など

まあ、ただ、常総市に生まれた人が他から結婚相手を探してきて常総市に住むだけでは数的に足りないと思うので、やはり元々常総市に住んでいなかった人に引っ越してきてもらうための政策も必要になってくるでしょうね。そのためには一つめに挙げた「近くていい田舎」に実態をどれだけ近づけられるか、そして、知ってもらえるかがポイントですかね。

例えば、「あすなろの里」では子どもたちが都心から農業体験に来たり、ホタルの里親制度のようなものがあったりしますが、これを点ではなくて線にしていくような・・・例えば、都心部の市町村と姉妹都市のような契約を結んで、都心の子の田舎体験、常総の子の都会体験なものを継続的にやっていくとか、他には、災害協定のようなものを結んで都心部で地震があった時に常総市に避難をしてもらうようにするとか、双方の強みを生かし弱みを補完できるような市町村連携ができるといいかしれませんね。

他には、農業に興味のある人がたくさんいるにもかかわらず、実際に元々農家じゃない人が農業を始めるのはすごい大変で、情報も制度的な補助もまだまだ足りてませんよね。そこで、常総市の「リアル茨城の玄関口」という地理的な強みを活かして、都心部から農業をやりたい人への就農・移住を促進するような仕組みを作っていくことも大切なんじゃないでしょうか。

とはいえ、すでに農業をやっている人が儲からなくて辞めていく現実があるので、「儲かる農業」にしていくための施策も必要ですよね。こういうのは必ずしも官が主導するというわけではなく、民間をバックアップしていくかたちもあるのかもしれませんが。誰でもすぐに思いつくのは6次産業化なんだけど、口で言うほど簡単じゃなくて、流通・販売チャンネルの問題とか、作るのと売るのとでは分野が違うから大変だろうなぁ。

個人的にはそこも発想の転換がある程度必要かなと思っていまして、ある程度でっかく農業をやっていく方向とは別に、オルタナティブな農業スタイルというか、農業にかぎったことじゃないんですが、農業(本業)単体でそんなにお金が儲からなくても、複数の仕事(得意分野)を組み合わせて、そこそこ生きていける生活スタイルというのも一つの選択肢になるんじゃないですかねえ。そうならざるを得ない面と、そういう生活がしたいという願望がうまくマッチしていけば・・・どうなんでしょうね。これに関しては私自身が身を持って実践中ではありますが、常に模索の日々であります。

今後の展開について

今自分が考えてるのはだいたいこのへんまでです。おおまかな方向性ははっきりしていますが、具体的な施策として何が考えられるのか、そこをもう少し掘り下げたいですね。
あとは、「まち・ひと・しごと」創生プロジェクトという観点から考えると、私の案は「しごと」に関する内容がちょっと足りないんですね。まあ実際には他にも戦略があるので、1つの戦略で「まち・ひと・しごと」を全部カバーする必要はありませんけれども。

常総市のまち・ひと・しごと創生の取組みについてはこちらのページに途中経過が掲載されています。

↓常総市まち・ひと・しごと創生の取組

http://www.city.joso.lg.jp/soshiki/kikaku/kikaku/kik02/gyomu/1433386671429.html

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