茨城が香る石鹸(前編)

最近、ちょっとだけ香りに目覚めた青木です(笑)。

前回の記事「馨る茨城」に引き続き、「馨る茨城プロジェクト」の話題です。
初めての方は意味不明だと思いますので、前回の記事からお読みください。

前回は私自身、どんな商品がいいのか、まだ方向性を決めかねていると書きました。
最初の会議(ワーキング)では香水、お香、線香、リネンウォーター、石鹸、入浴剤、ボディクリームなど、いろんな商品アイデアが出てきましたが、ただ単に香りの商品を作るというだけでなくて、茨城にちなんだ香りでなければならず、素人の私にはなかなか難しかったのです。
また、すでにエリアが指定されていまして、基本的には大子町、大洗町、笠間市、行方市玉造、石岡市八郷、つくば市の6つのエリアを対象とした商品になります。

ただし、商品の種類は必ずしも1つに絞らなければならないわけでなく、例えば、「大子の香水」と「大洗の入浴剤」でも構いません。
しかしながら、現実的に費用と時間を考えると、やはり核になる商品を一つ作って、それぞれのエリアごとに違った香りを楽しめるようにするのが最も賢い方法ですよね。

そんなことをガチンコで考えた結果、私的に一番イケるんじゃないかと思ったのはズバリ「石鹸(せっけん)」です。

石鹸といいますと、本来の目的は汚れを落とすことですが、香りも重要なファクターの一つになっていますし、香りの商品として全く違和感がありません。
他の香りの商品と比べると、老若男女が使う商品のため市場も大きく、商品開発という点でみても作りやすそうではないかと思いました(素人考えですが)。

また、これは私個人の気持ちですが、どうせ作るなら茨城を代表するような「おみやげ」にしたいんです
観光客に「魅力的なおみやげが少ない」といわれることが少なくない茨城ですが、材料(ネタ)はそれなりにあるはずなんですよ。
ですから、これはある意味チャンスなんです。多くの人が欲しているにも関わらず、これといった決め手がなかった茨城のおみやげ市場に風穴を開けるまではいかなくとも、刺激を与えられるような商品を生み出せやしないかと本気で考えています。
茨城弁Tシャツを作ったときもこれに近い気持ちで、Tシャツの場合は県内(茨城県民)向けのアイテムではありますが、茨城を代表するようなご当地グッズにできればと密かな野望を抱いていました。

みなさん、おみやげ屋さんで泥とか炭の石鹸をよく見かけませんか?あれって全国どこにでも売っていますよね。
「値段も手頃だし、体にも良さそうだな」と思い、手にとってみると、別に地元産の泥とか炭とかを使ってるわけじゃなくて・・・。私が「それなら別にココで買わなくてもいいかなぁ…」という結論に至ったことは一度や二度ではありません。
同じような商品に「五穀米」がありますが、あれもおみやげ屋さんとか道の駅系の施設によく並んでいますよね。でも産地を見ると、他県産だったりしてちょっとテンションが下がります。

何が言いたいかといいますと、全国どこでも見かけるということは、それだけ買う人が多いということの証明ではないかと。ただし、他県産の材料だとわかってしまうと、どうも雰囲気が出なくて、それが弱点ですね。そこで、ご当地産の材料を使ったその土地ならではのおみやげであることをアピールできれば、買って下さる方は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

自分が観光客の立場にならなくとも、例えば、他県に住む友人のところに遊びに行くときの手土産として、また、同じく他県に住む人への贈り物として、茨城の6種類の香りをイメージした石鹸セットがあったら、私もきっと選択肢の一つに入れるでしょう。

勝手にどんどん妄想が膨らんでしまっているので、実際はこんな簡単にはいかないのでしょうけど、すでに私の中では、自分たちの開発した石鹸がおみやげ屋さんに並び、それを手に取るお客さんの姿がイメージできちゃってますんで、さらに妄想を進めたいと思います(笑)。

妄想の中だけではなく現実世界でも、8月22日に行われた会議で「石鹸」を作るという案は賛成多数で、さっそく制作に取り掛かることになったのでした。

では実際にどんな石鹸を作るのかシュミレーション(妄想)してみたいと思います。
すでに述べたとおり、県内6市町の商工会が関わっているため、基本的には6市町をイメージした6種類の香りの石鹸ということになりますが、ポイントは(1)全体のコンセプトをどうするかと、(2)個々の香りをどうするかの2つになりそうです。

まず、全体のコンセプトですが、最初に私が思いついた案は「馨る茨城」(仮称)のようなシリーズ名を付けて、大子や大洗などの地域名を前面に出した商品にしてはどうかというものでした。

例えば・・・

大子はヒノキやスギなどの森林の香りで緑色の石鹸
大洗は塩が入った石鹸で、海を意識したブルー系の色でマリン系の香り
笠間は笠間焼きにちなんで土が入った茶色の石鹸

というような感じです。

この3つの地域は特徴がはっきりしていて観光地としても有名ですから、地域と香りのイメージがつながりやすいですね。

行方市玉造は最近「日本一の山百合の自生地」として売り出し中ですので、玉造(行方)=山百合の香りというイメージを持っている人はまだまだ少ないでしょうけど、これからブランドを育てるという観点から山百合の香りがする石鹸でよいでしょう。また、他にこれにとって変わるような香りもないので、これでいくっきゃありません。

私の中で難しいと思ったのは残りの2つの地域です。

石岡市八郷についてはバラの香りを使いたいという意見が多かったです。
そもそもなぜ八郷がバラなのかといいますと、八郷にはバラの名所として茨城県フラワーパークがあるからですね。
ただ、バラ茨城というイメージの方が強くて、バラ=八郷とイメージする人はそれほど多くないんじゃないかなというのが正直なところです。
もちろん玉造のように今は認知度が低くても、これからは山百合を全面的にプッシュしていくということであれば、八郷=バラでいくのもアリだと思います。
このへんの判断が難しいところですが、もし私が作るならば、バラは新たに7つ目の商品として「茨城」全体の香りという位置付けにし、八郷は別の香りにするという方向を模索するでしょう。

八郷は県内でも観光資源が豊富な土地だと思いますが、八郷を代表する香りということであれば、ずばり「フルーツ」の香りというのはどうでしょうか?
八郷にはフルーツラインという道路もありますし、県内ではフルーツとか果物狩りといえば八郷というイメージを抱く人はきっと多いですよね。特定の果物よりも、たくさん果物が採れるというイメージの方が強いので、特定の果物の名前ではなく、ざっくり「フルーツ」とした方がいいと思います。

石鹸はオレンジ色をしていて、フルーツ系の香りを付けましょう。イメージとしてはジュースの「ミックスフルーツ」ですかね。素人なので実際の配合はわかりませんが、フルーツの甘い香りがする石鹸です。

もし、もっと種類を絞りたいという意見があれば、「ベリー」というのもイケるかもしれません。ネーミングだけでいえばフルーツよりもベリーの方が魅力的ですね。八郷で採れるいちご(ストロベリー)とブルーベリーの香りをつけて、色はベリーを連想させるレッド系にします。

ラストはつくば市。ここが意外と難しいんです。
つくばも観光資源が豊富なので、簡単に決まりそうなのですが、大洗=海とか、笠間=笠間焼きみたいに、代表的なイメージが一つではなくて、筑波研究学園都市の知的でハイテクなイメージと筑波山の自然のイメージで大きく2つに分断されてしまうんですね。
今までの流れからすると、森林、海、土、花、果実・・・ときていますから、筑波山のイメージで作るのが全体のコンセプト的にまとまりがでてくるんでしょうけど、筑波山の香りといわれると結構難しいですね。
紫峰(しほう)という呼び名もあるくらいですから、色は紫色がいい気もしますが、肝心の香りが思い浮かびません。
梅林があるから梅かというと、梅は水戸のイメージが強いですしね。インパクト的には北限のみかんといわれる「福来みかん」という香りの強いみかんがあって、香りの商品という観点からすれば最適ですが、筑波山を代表する香りかというと残念ながらそこまでの存在にはなっていません。

一方の知的でハイテクなイメージの方ですが、こちらは人工的な感じなので、茨城の香りのシリーズとしてはかなり異質な存在になってしまうところがネックです。
でも、大子・大洗・笠間・玉造・八郷の5種類をベースに、プラスアルファとしてハイテクで異質なイメージの石鹸があってもそれはそれで面白いかもしれません。
色はできればシルバーもしくはグレー系にして、香り選びは難しいところですが、頭が良くなる香りにすることでつくばのイメージを演出できそうです。頭が良くなるというのは誤解を招きそうですが、脳が活性化する=頭がすっきりする香りはあるそうなので、色やパッケージを工夫して、うまく知性やハイテクのイメージと結びつけられればOKでしょう。

・・・とここまでが、私が描いているベース案なのですが、まだどうにも結論まで持っていけそうにありません。
会議では他にも面白い切り口の案が出ていましたので、それらも紹介しつつ、自分なりの結論を導きたいと思います。
そういうわけで続きはまた次回に!

馨る茨城」のブログでも記事やコメントを書いてますので、よかったら覗いてみてください。