のぼる

のぼる・・・人の名前ではなくて、今回は動詞ののぼるについです。

「のぼる」という言葉にはたくさんの意味がありますね。漢字では「上る」「登る」「昇る」などと表記されます。木にのぼる、川をのぼる、頭に血がのぼる、千人以上にものぼる・・・などいろいろな使い方ができます。

でも茨城ではこれらの「のぼる」とは違った独特の使い方があるんですね。もちろん茨城県民的には気づかずに標準語だと思って使っている場合がほとんどです。

どんな場合かというと・・・

例) おめぇ今おんこのぼったっぺ?

訳) おまえ今うんこ踏んだろ?

いかがでしょうか?茨城県民ならあまりに普通すぎる言い回しですが、ちょっと違和感を感じる方もいるんじゃないでしょうか。
そうなんです。一般的に「のぼる」というのは「上の方に行く」「上昇する」感覚なんですが、茨城ではこの他に「上に乗る」という感覚で「のぼる」を使うんですね。
ですので、上のおんこ(笑)の例では、おんこ(うんこ)の上に乗る→すなわち、「うんこを踏む」という意味で「のぼる」が使われています。

ちなみに「上に乗る」というニュアンスよりも「踏む」をより強調すると「ふんのぼる」になります。また「踏みつぶす」というニュアンスだと「ふんじゃす」「ふんじゃぶす」になります。単に「つぶす」というだけなら「おっちゃす」「ちゃぶす」などでしょうか。

例) 空き缶はおっちゃしてから捨ててください

訳) 空き缶はつぶしてから捨ててください