既出のエントリー「おっかないんじゃなくてこわいんだよ」の続編です。まだ読んでない方はまずそちらを先にお読み下さい。
【前回からのあらすじ】
道端で苦しそうに座り込むおばあちゃんに気づいたあなたは親切心から声をかけてあげました。どうしたのかとたずねると、おばあちゃんは「こわくなった」と言うではありませんか。こわい=恐いだと思っている茨城弁初心者のあなたに対して、おばあちゃんはバリバリのネイティブ。どうも会話が噛み合いません。そう、こわいとは茨城弁で疲れたという意味だったんです。もちろんあなたはそのことを知らず、おばあちゃんを不機嫌にさせてしまうのでした。
おばあちゃんを怒らせてしまったあなた。
何も失礼なことは言ってないつもりですが、怒っていることは確かです。
しかも、まだおばあちゃんは苦しそうな状態のままです。
とにかく何かしてあげなければ・・・
戸惑うあなたにさらに追い討ちをかけたのは、おばあちゃんから発せられた思いもうよらぬ一言でした。
おばあちゃん 「俺をぶってくれねえげ!」
あなた 「えっ!?」
あなたはあせります。おばちゃんが自分のことを俺と言ってる・・・さらに「ぶってくれ」だなんて・・・。
茨城ではある一定の年齢を超えた女性は自分のことを俺ということがありますが、あなたは茨城弁初心者ですから、もちろんそんなことは知りません。ただただ、ドン引きするばかりです。
ところで自分のことを俺という女性は子供の頃からそう言っていたのでしょうか?なんか昔は私と言っていた人が中年になっていつの間にか俺と言うようになったと思える例も見たのですが、はたしてその真相は?
話は戻りますが、あなたが自分の耳を疑ったのはのはむしろその後の言葉です。
「ぶってくれ」・・・つまり、殴ってくれと言ってるではありませんか。苦しそうにしているおばあちゃんを殴れだなんて・・・。
この状況を信じられないあなたは念のためもう一度聞き返します。
あなた 「ぶっていいんですか?」
おばあちゃん 「頼むからぶってくろ」
あなた 「本当にぶっていいんですね?」
あばあちゃん 「だから、ぶってくろって言ってっぺよ!」
間違いありません。おばあちゃんはぶってくれと懇願しています。しかし、苦しそうにしているおばあちゃんを殴るだなんて・・・。
さあ、この後の展開やいかに??・・・つづく(いや、続かないかな)
というわけで、今回のキーワードは「ぶって」でしたね。
これは茨城弁で「おぶって」、つまり、「おんぶして」という意味になります。
標準語の「ぶって」も茨城弁の「ぶって」もお願いするときは同じ「ぶって」ですが、元々は「ぶつ」と「ぶう」で違う言葉なんですね。
