布団すいてくれっか

洗濯物こんどいて!」の記事でかなりショックを受けた方が多かったようですが、特になまって聞こえるわけではないため、標準語だと思って使っている茨城弁というのは意外とたくさんあるものですね。

今回はこむほどメジャーではないものの、あまり茨城弁と意識せず使っているすくを取り上げてみたいと思います。

一番よく使うのはタイトルに挙げた「布団をすく」という言い方です。
これ標準語だと「布団をしく」になりますね。しくは漢字で敷くと書きます。
これに対して茨城弁では布団をすくという言い方をするわけですが、これを漢字に直そうとすると「漉く」、「鋤く」、「梳く」などの候補が出てくるものの、敷くと同じような使い方ができそうなものは見当たりません。これらは「紙を漉く」とか、「髪を梳く」などというふうに使います。
ということで、布団をすくは少なくとも標準語でないことがわかります。

他にもう一つ、よく使う言い方として「布団をひく」というのもよく使いますね。
もしかしたらこれも茨城弁なのでは?と思ったのですが、どうやらこれは他県でも使われることが多いみたいですね。
ただし、「油をひく」などのように「長く伸ばす」という意味で使われるようになったのではなく、敷くがなまってひくになったみたいです。
しゃっくりがなまってひゃっくりになったのと同じパターンで、江戸弁などにも見られる特徴のようです。

以上をまとめますと、布団は敷くが正解。ただし、ひくも使われているところが多いので結構通じる。しかしながら、すくはたぶん通じない。まあ、しくすくは発音が似ているので全く通じないことはないのでしょうが、ちょっと変な顔をされるかもしれませんね(笑)。