茨城県が裏魅力度調査2010で第1位を獲得


裏魅力度調査2010

ごじゃっぺ観光協会の出先機関「ブラインド総合研究所」による都道府県の裏魅力度調査2010の結果が発表となりました。

この調査は、巷の魅力度調査に対して、「魅力度とか言ってっけど、結局、わかりやすくて、キャラが立ってて、口がうまくて、イメージが画一的な観光地の勝ちだっぺよ」とか「いや~観光で行くのはいいかもしんねーけど、はっきり言って全然住みてえとは思わねぇ」という茨城県民が口にせずとも心に秘めた不満に応えることを目的に行われたものです。←この点をよーくご理解ください。

裏魅力度調査2010とは

ブランド調査などをした場合に指標となりにくいもので、ブランドイメージよりも実生活をより重視し、なかでも重要なのではないかと思われる要素を5つ(1.ゆるり度、2.穴場度、3.ほどほ度、4.気候風度、5.ノンブラン度)取り上げ、その総合点を裏魅力度としてランク付けしています。簡単にいうと、カッコよりも中身重視です。

茨城県が第1位に

この調査の結果、なんとわが茨城県が見事に第1位に輝きました!
しかも、同じ北関東の群馬県が第2位、栃木県が第3位にランクインしており、前評判の高かった北関東勢の底力をまざまざと見せつけられる結果となっております。
茨城と1位争いを繰り広げると思われていた栃木県ですが、U字工事が有名になり栃木の宣伝をしてしまったことが結果的にランクを下げる原因となったようです。

一方、ランキング下位についてはここでは詳しく述べませんが、都や府や道が付くところが多かったようです。

裏魅力度をはかる5つの指標

では各指標について詳しく見ていきたいと思います。

1.ゆるり度:

そんなに急いでどうすんの?がんばり過ぎはストレスの元。もっとリラックスしてゆるーくいきましょうよ。

ゆるり度が高い地域として真っ先にイメージされるのが「田舎」。たしかに、田舎ほどのほほんとしている傾向にあるといえるでしょう。
しかし、ゆるり度にはもう一つの重要な要素があります。それが「ガツガツ・ギスギスしてない」ことです。
田舎でも観光などで人を呼び込もうとしたり、名産品をブランド化して売り込もうとしているなど、「商売っ気が強い」地域や「切羽詰っている」地域はゆるり度が低くなります。また、押しが強く、うちが一番や!的な県民性の地域も評価が低くなります。

茨城県は人口が全国11位で関東地方ということもあり、実は茨城県民や東京都民が考えているほど田舎でもないのですが、ほとんど商売っ気が感じられず、中心地がシャッター街になろうとも当の住民たちには切羽詰った感がほとんど見られないため、非常に高い位置にランクインしています。

2.穴場度:

有名な観光地だから期待してたのにガッカリとか、あまりに観光ウケを狙いすぎていて興ざめした・・・などという経験はありまよね。

これだけ観光・レジャーが一般化し、個人旅行が当たり前になってくると、いかにも観光地というところにそれほど魅力を感じなくなっている方も多いでしょう。大きな駐車場に観光バスがひっきりなしに入ってきて、お土産屋さんに人々が群れを成す光景はなんかもううんざりです・・・よね?
それよりも、その土地で生活している人の日常の風景を垣間見たり、農業体験をしたり、なんてほうがむしろ贅沢かもしれません。

そんなときに指標となるのが穴場度。注目度が低く、また、期待値(イメージ)と実態とのギャップが高いほど穴場度が高くなります。
全然有名じゃないけど思ったよりよかったとか、例えば、お寺などで観光客が少ないためにひっそり感があってお寺本来の静寂さが感じられたなど、成熟した観光者ほど穴場度が高い地域を求める傾向にあるようです。

茨城県はこの穴場度で第1位にランクインしています。これはまばゆいばかりの光を放つ大都市東京にほどほど近いことによって、そのイメージが全国的に全く印象に残りにくいという北関東特有の好条件が大きく影響しており、さらに茨城が関東で観光客数最下位であることを考えると当然の結果といえるでしょう。

3.ほどほ度:

いや、ぶっちゃけ、何事もほどほどが一番ですね。

ブランディングを第一に考えた場合、何か一つ突出した特徴があると非常に有利です。むしろいくつも特徴があるとイメージが絞り込みにくくてマイナスですね。
まあ観光だけ考えればそれでいいのかもしれませんが、実際住んでる人間からしたら、何か有名なものが一つあっても、他に何もなかったら最悪ですね。むしろそれよりは突出したものはなくとも、ほどほどに何でも揃っていたほうがぜんぜん快適だよねぇ・・・って話です。

また、突出して有名なものがある場合のマイナス点として、そのイメージのみで語られてしまうという問題がありますね。例えば、鳥取といえば誰もがイメージするのは砂丘ですが、鳥取は砂丘ばっかじゃねえんだよと思っている鳥取県民も多いはずです。砂丘のせいで他の要素が脚光を浴びにくくなっており、これは多様性を阻害する大きなマイナスといえます。琵琶湖の中に県があると思われている滋賀県も然りですね。

茨城はなんとこの「ほどほ度」で第1位を獲得しています。さきほどの滋賀の例じゃないですが、湖といえば茨城には日本第2位の霞ヶ浦があるんですよ。でも心配ご無用。全くといっていいほど他県では知られていませんので、「ほどほ度」には逆に好影響です。
たしかに海も山もあって、ほどほど都会でほどほど田舎で、何でも揃っている茨城県が1位になるのもうなずけますね。ないのはスキー場くらいですが、スキー場がある県の方がむしろ珍しいですからね。

いっぽう、同じ北関東の栃木県は都会でも田舎でもなく、何でもほどほどに揃っているのですが、海がないことと、世界遺産にもなっている日光が有名であるのが減点要素となったようです。

4.気候風度:

暑くも寒くもないのが一番快適。もちろん災害はないに越したことはないっす。

「気候風度」とは気候風土がよいかどうか。降雪地帯である北日本や日本海側はもちろんランキングが低いのは言うまでもありません。でも逆に暖かければいいわけでなく、農作物を作るのに適しているかどうかも重要で、亜熱帯に属し、日本人好みのコメが作りにくい沖縄県のランクがそれほど高くないのはそのためです。

その他、台風・水害が多い、降水量が少ない(水不足)、大地震の可能性がある、蒸し暑い、山ばっかり(平地が少ない)、土地が痩せているなどはすべてマイナスになります。
また、自然的な要因だけでなく人工的な要因も加味されており、空気が汚い、ヒートアイランドなどもマイナス要因になります。ですので、気候が比較的温暖で、平坦な地形の多い関東地方にありながら、東京、神奈川、千葉、埼玉などは人工的な要因により、ランクがあまり高くありません。

茨城県は地震こそ多いですが、むしろ大地震は少なく(※追記:先日大きいのがありました)、平坦な関東平野で農作物は何でも取れるため高い位置にランクインしています。

5.ノンブラン度:

これ、ほんとにこんな値段するの?いくら有名だからって高すぎでしょ・・・って正直思ったことはありませんか?

ブランド力が高い商品ほど、はっきりいって値段も高いですね。●海道の有名なお菓子はみんな高いでしょ。←水海道じゃないですよ(笑)。
払った対価に比例して満足度は高まるものですから」なんて言われちゃうと、なるほど確かにそうかもなあ・・・なんてだまされねえって(笑)。それより、もっと「安くていいもの」のほうが普通はいいでしょ。

この指標は主に農産物や特産品を対象としていますが、質が高いにも関わらず、あえてブランド価値を高めずに、なるべく安い価格で提供しようとしている生産者や商品をもっと高く評価すべきであるという主催者側の意図が見て取れますね。

茨城県はこのノンブラン度でも第1位を獲得しています。
評価の高い産品を挙げていけばキリがありませんが、コシヒカリ、メロン、栗、水菜などその品質のわりに価格が安いものが多いです。

以前農業関係の仕事に就かれていた方がおっしゃった一言を私は忘れることができません。
その一言とは「かしこい消費者は茨城産のコメを食う」。
なるほど!と思いました。
グルメ志向、ブランド志向の方だったら●沼産などに手を出しそうなものですが、賢い方は同レベルの品質であるにもかかわらず価格の安い茨城産を選ぶということなんですね。高けりゃいいってものではなくて、いいものを安く買うのがかしこい消費者です。

メロンだって夕張が有名ですが、たくさん作って安く提供しているのは茨城産ですし、なんて有名な小布施の栗菓子にどんだけ茨城産が使われていると思ってるんですか。
水菜にいたっては、京都産の半額ですからね。
そりぁ日本一の産地になっちゃいますよ。
水菜は元々京野菜で関東ではあまり食べられていませんでしたが、これだけ水菜が普及したのはきっと茨城産の水菜があったからといってもいいすぎではないでしょう。

それと、茨城には有名な割には値段の高くないブランドというのもありまして、それは水戸納豆ですね。納豆って栄養価が高い割には値段が安く、非常にコストパフォーマンスの高い食品だと思います。

ついつい茨城のことを熱く語ってしまいましたが(笑)、実はお隣の千葉もノンブラン度第2位を獲得しており、茨城に肉薄しています。
千葉と茨城、そして九州の鹿児島県は農産物の産出額でいつも2位~4位の座を争っているんですよね。1位はもちろん北海道ですが、これはスケールが違うのでしょうがないです。
千葉県は東京ディズニーランドのイメージがありますが、実は農業県という側面もあり、特産品といえば落花生、そして、しょうゆですね。
どちらも全然高級品じゃないのが素晴らしいです。

最後に・・・

というわけで、どれだけ茨城県が魅力的なのかわかっていただけたと思いますが、あくまでギャグですので、他県の方はくれぐれも真に受けないでくださいね。
あ、茨城県民は真に受けてください(笑)。