コメのまち常総~パンの街つくばに対抗して

コメのまち常総

パンの街つくば

まばゆいばかりの輝きを放つ県南の中心都市「つくば」。
つくばって新しくておしゃれなまちだよねぇ。
TXですぐに都心へ出られて便利だよねぇ。
やっぱり買い物するならつくばだよねぇ。
どうせならつくばに住みたいねぇ。
・・・なんて声が県内のいたるところから聞こえてくるとかこないとか。

そんなつくばのイメージアップに一役買っているのが「パン屋さん」の存在。
そういえばつくばっておいしいパン屋さんが多いよね。
いや、そもそもパン屋さんの数が他より圧倒的に多いよ。
パンの街つくば」としてまちおこしが行われているほどだもんね。
それだけつくばというまちにパンが根付いている証拠なのでしょう。

ひるがえって、わが常総市。
パン屋さんなんかあったっけ?
実は水海道地区にはおいしくてすぐに売り切れてしまうほどの人気を持つパン屋さんがあるんですよ。
でも私が住んでいるところは、そもそも店がないしね(苦笑)。
まあそれは冗談として、常総市全体で考えてもパン屋さんは少ないかも。

パンはないけどコメならある

でも待てよ~!たしかにパンは全然身近に感じません。
ただ、つくばにパンがあるように、常総市にはコメがあるじゃないですか!

294号を車で北上しているとき・・・
東京から常総線で帰ってくるとき・・・
常総市に入ると明らかに景色が変わるんです。
それは、一面の田んぼ!

あぁー、癒される~(笑)。田んぼ最高!見晴らし最高!常総最高!

常総市はコメだっぺよ。ほだよ、田んぼだっぺな。

朝食にパンを食べることにあこがれていたあの頃・・・
「パンはおやつで食え。朝飯はコメ食うって決まってんだ。パンじゃ背伸びねぇど。」といわれ、なんと理解のない保守的な親なんだろうと思っていた私。

お父さんごめんなさい。ぼく、間違ってました。ほんと、おバカさんでした。
日本人ならやっぱりコメですよね、お父さん。
ぼく、コメを食べ続けたおかげで身長も180cmまで伸びましたよ。

そうなんです。隣の芝は青く見えるんですよ。
もっと自分の足元を見るべきだったんです。
私の身近にはコメという本当にすばらしい財産があったではないですか!
あまりに当たり前すぎて、気づけなかったんですね。
もうないものねだりはやめましょう!
常総市にはコメがある。
それだけで素晴らしいではないですか!

でもせっかくだから、この魅力ある常総市を「パンの街つくば」のように、市の内外に向けて発信してみるなんていかがでしょう?

コメでまちおこしするんです。

「コメのまち常総」の誕生!

そういえば、常総市の名物ってコメに関わりがあるものが多いですね。
まず、石下のだんご。ゆたかや、春子屋は有名ですよね。
これ、地元産のコシヒカリ使ってるんですよ。
他に、水海道に多い「おせんべい」だって、原料はコメですよね。
それと、一人娘、紬美人といった日本酒。これだって元はコメですよね。
全国的に知られているリスカ(本社:常総市)の「ハートチップル」もコメからできています。

「風景としての田んぼ」、「食べ物としてのコメ」、これらを農業振興や観光などとうまく結び付けられたら完璧ですよ。
実際はそこが一番難しいし、また、時間もかかるところなんですが、とりあえずコンセプト的にはばっちりかと思います。

「パンの街つくば」のほうはすでにイメージも浸透して成功事例といってよく、「コメのまち常総」は後発でパンのようにおしゃれで洗練されたイメージはないので、あえてつくばとは正反対にして、どんどん茨城っぽくローカル色を出し、お笑い系のB級路線で攻めるのがよいでしょう。うまく棲み分けして、共存共栄をはかります。

・・・でも、田んぼやコメなんて、茨城ならどこでもあるでしょ!と思った方、ご安心ください。
基本的にこういうのは先にやったもん勝ちなのです。
茨城では2月になるといたるところで「ひなまつり」が開催されていますが、本家の真壁を超えているところがあると思いますか?

オリジナルは強いんです。
さいわい常総市は圧倒的な人口を誇る東京都心からもっとも近い距離にある田園地帯です。
前述のように、国道294号や常総線から見える常総以南との景色のコントラスト(対比)もウリになりますし、また、コメに関係した特産品も豊富にそろっていることを考えれば、この分野ではすでにかなりのアドバンテージがあると思いますよ。

圏央道だって追い風になる可能性があります。
国道294号に圏央道のICができますが、田んぼのど真ん中なんですよね。
この周辺にいろいろ作るべきだと言ってる偉い人が多いですが、逆転の発想で、田んぼを見てもらうっていうのはどうでしょう?

あの頃の田んぼをもう一度・・・

ただ、普通の田んぼじゃ面白くない。田んぼアートというのもすでにTX沿線で行われているのでダメですね。
でも、みんなが見たくなる田んぼ、ウリになる田んぼというのがあるんですよ。
それは昔ながらの「田んぼ」です。
農薬とか化学肥料がなかった頃の田んぼ。
ドジョウやメダカやタニシ、ゲンゴロウやタイコウチもごろごろいる田んぼ。
夏の夜はホタルが飛び回っている田んぼ。
そういう田んぼが常総市にもあったはずなのに・・・
もしかしたら私がそういう田んぼで遊んだ最後の世代なのかもしれませんね。
現在、「昭和の街」がブームですが、「昭和の田んぼ」に郷愁を覚える人だって相当いると思いますよ。

ICの周りだけでも、こういう田んぼをまた取り戻すんですよ。
自然農法的な試みで、田んぼの生き物たちが戻ってきたという例はネットで検索すればたくさん出てくるはずです。
だからできないことではないんです。
農家の人には「農薬を使わないと手間がかかって無理」と言われそうですが、別にこれ、人手を集めてたくさんの人で手間をかけてやってもいいと思うんです。
オーナー制度みたいなのを作って、農作業そのものをイベントにし、みんなで作ったおコメをみんなで刈り取って食べる。
こういうことをやるためにお金を払ってでも都内からわざわざ参加してくださる人はいくらだっていますし、農作業に興味はなくても田んぼの生き物とふれあいたいという子どもはたくさんいると思います。

まちづくりに必要なものとは・・・

現在常総市に限らずですが、中心市街地活性化の問題が取り上げられていますね。でもお金をかければ、まちの賑わいって取り戻せるものなんでしょうか?新しいモノを作れば人は集まるんでしょうか?

なぜ賑わいがなくなったのか…根本的な原因を解決することなく、表面的な施策を講じても、効果があらわれるとは到底思えません。
そのへんの「意識のズレ」が解消されない限り、ムダなお金だけがどんどん流れていくことになるんでしょう。

私は、そろそろ発想の転換(パラダイムシフト)が必要な時期に来ていると思っています。
パンのまちに対抗しておちゃらけで考え始めた「コメのまち常総」ですが、今のまちづくりに足りないのはこういうワクワク感、遊び心だと思うんです。

まちづくりに必要なのは、「よそ者、若者、バカ者」だといわれてます。
きっと常総市にもみんなが知らないだけで「外からの視点を持った人=よそ者」「柔軟な感性を持った人=若者」「ユニークな発想を持った人=バカ者」がいると思うんですよね。今は覚醒してないだけかもしれないし、他所に行っちゃってるのかもしれませんが、そういう人たちが本気で動いたら、意外と「まち」って変わるもんだねぇ・・・なんて将来を夢見ている今日この頃です。

ごじゃっぺ観光協会」なのに、何だか真面目に語っちったな(笑)。

きっと自分より若い人たちが地域活性化に情熱を傾けている姿を見たからだと思います。8月7日(土)と8日(日)のごじゃっぺラジオにはそういう若者が登場しますので、お聞き逃しなく!
第83回:わげぇてぇらのまちづくり、わげぇてぇらの茨城弁


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