Tシャツの茨城弁解説:スタンプ編(第4回)

前回(第3回)の解説はこちら

2018年の新作「茨城弁スタンプTシャツ」Tシャツに掲載されている茨城弁40個を4つずつ、計10回にわたって解説しています。

前回は食べ物でしたが、一応、今回も食事に関係してくるものを取り上げています。

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ザッコ

ザッコは漢字で書くと「雑魚」で、標準語ではザコと読みます。現在では「雑魚キャラ」のように取るに足らない存在=小物を指して言う場合が多いですが、元々は「いろいろな種類が混ざった小魚」のことですね。

昔はザッコを佃煮など煮て食べることも多く、某コンビニには「ざっこあります」という看板もあったのですが、残念ながらそのコンビニは閉店してしまいました。

茨城弁のザッコは後者の意味で、雑魚キャラをザッコキャラとは言いません。

例:ザッコの佃煮作ってみっか→雑魚の佃煮を作ってみるか

ショーピキ

ショーピキは漢字にすると「塩引き(しおびき)」で、これは「塩引き鮭」のことですね。シャケというと、今は切り身で売られているのが普通ですが、昔は丸ごと一匹売られていてお歳暮の贈り物として定番でした。

ショーピキは最上級のなまりですが、そこまでなまらずにショービキと言う人も多いです。

ショーピキといえば、桜川市や筑西市などの一部では、しょーぴき餅(しょーびき餅、シャケ餅)と呼ばれる食べ方がありまして、正月三が日は焼いた餅の上に焼きシャケを乗せて食べるという風習があります。

例:ショーピキ餅食いたぐなっちったな→シャケ餅が食べたくなっちゃったな

シャジ

シャジ=さじスプーンですね。すっかりスプーンが定着して、もしかしたら今の若い人は「さじ」という言い方を知らない人もいるかもしれませんね。

例:シャジじゃなくっちゃ食えねーよ→スプーンじゃないと食べられないよ

イノミ

イノミ=湯呑み(茶碗)です。茨城では「ゆ」が「い」になることも多く、第一回のイギ=雪もそのパターンですね。イノミ単体でも使いますし、イノミ茶碗という言い方もあります。

例:俺のイノミみっけでくれっけ?→俺の湯飲み茶碗を探してくれる?

次回(第5回)に続く

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